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個人で居酒屋

創造的破壊を果敢に展開しリーダーの典型は、日本人ではYマト運輸のO倉昌男さんだろう。

私はO倉さんの後を襲った経営者のT築幹彦さんの話を聞いたことがあるが、1976年にスタートした宅急便サービスなど、東京から熊本までゴルフバッグを1つ届けるのに850円で引き受けたという。 私はこの道は素人だが、いくら素人考えでも、東京−熊本間をトラック往復で850円では儲かるはずがない。
しかも、オープン初日の仕事は全営業所合わせてたったの2個だったという。 その後の努力、創意工夫は想像を絶するものがあったに違いない。
結果は、積もり積もって年間3億個も集まるようになると、スケールメリットで膨大な利益が出た。 事業として立派に成立したわけだ。
これこそ、「計算されたリスク」に果敢にチャレンジして成功した、リーダーならではの仕事である。 まさに「PロジェクトX」ではないか。
ここ数年、バブル崩壊で右肩下がりであるにもかかわらず、目立った右肩上がりを展開している企業を考えてみるがいい。 Mクドナルドの、平日はハンバーガー65円という価格破壊に火をつけた取り組みを覚えているだろう。
このプロモーションも成功を収めたが、これも「計算されたリスク」である。 日本Mクドナルド創業者のF田さんは徹底的に調査を展開する。
年間4回、2000世帯にアンケート調査をすることで知られている。 その結果、判明したことが、130円(従来価格)では「70パーセントの人が購入する」と回答し、100円に下げれば、「100パーセント購入する」、70円にすると「130パーセントの人が購入する」というのだ。

130パーセントとは、1人で1.3個買うということにほかならない。 少し曲がり角にきたとはいえ、アパレル業界ではUニクロ(Fーストリテイリング)が独り勝ちである。
引っ越し事業のAート、機械警備による防犯事業のSコムもそうだ。 古くはウォークマンのSニーもそうだろう。
いずれも、すべて他人の真似ではなく、独創的なアイデアを事業化したことで共通している。 前例のないことにチャレンジする会社だけが伸びるのだが、新しく事業を興すことは凧揚げにたとえることができる。
凧揚げの条件に次の3つがある。 まず凧揚げをしょうとする人がいなければ、そもそも凧が揚がるわけがない。
その人は、上空で風のもっともありそうな場所に自分が揚げたい凧をもっていくことができる人である。

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